浮世床

<あらすじ>
 床屋の二階は暇人達の社交場。字が読めなくても本を読む者。打てない碁に興じる者。 ヘボ将棋に熱を上げ差しで勝負と意気込む者。昼寝を貪る者にちょっかいを出す者。実に賑やかだ。
「女のいない国に行きたい」と吹聴する半公が「ついこのまえの話だ」と話し始めた艶話、聞き入っていると、 何のことはない夢の中の出来事だと肩すかしを食う・・・・・・。


浮世床