<あらすじ>
吉原の花魁に入れあげて、とうとう勘当されてしまった若旦那 徳次郎。
「お天道様と米の飯はついて回らあ」と啖呵を切って飛び出したものの、そう何日も知り合いが面倒を見てはくれない。
行く先を失って、川に飛び込もうとした時、叔父に助けられる。
翌朝叩き起こされ「唐茄子を売って歩け」「嫌なら川に飛び込め」ってんで仕方なく出掛けるが、
ただ唐茄子を運んでいるだけに見えたのか売れやしない。
通りがかりのお人好しに助けられ残るは二つ、奮起して売って見るも相手は事情がある母子三人。
情にほだされ売り上げ金を全部渡してしまう。帰って叔父に話しても信用されず長屋に案内することになる。
そこで非情な大家の話を聞き、懲らしめに向かう若旦那。いいとこあるねえ・・・・・・・。
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