粗忽長屋

<あらすじ>
 「てえへんだ、熊〜!おめえが行き倒れだ」と八五郎が飛び込んできた。
なんでも俺が浅草で行き倒れになって大勢の人の目にさらされているってんで、 早く死骸を引き取りに行けと言う。
死んだ気はしないが一応駆けつけてみると、少々顔の長くなった俺っぽいのが死んでいる。
だがよ、死骸は俺としてもよ、じゃあ俺はいったい誰なんだ。


粗忽長屋