七度狐(前編)

<あらすじ>
 伊勢参りに向かう二人連れ 歩き疲れて腹も減ったので 目についた煮売り屋に入るが そこは煮ても焼いても食えない店主がいた。
 ろくな当てを置いてないくせに村の集会用だけは ちゃんと用意してあったのが気にくわない。半人前でも分ける気は無いと突っぱねられたので、 諦める振りをしてすり鉢ごと隠して持ってずらかった。見つかったら事だとすり鉢を遠くに 投げたら、それが性悪狐に見事に当たってしまった。 怒った狐 さてどう出る。・・・・・・。


七度狐(前編)