抜け雀

<あらすじ>
 人の良い亭主の宿に大酒飲みの客が泊まった。三日目に「酒代だけでも」
 と催促すると「金はない。代わりに絵を描いてやる」と言う。
 以前経師屋が宿代代わりに作って置いていった衝立に描き始めた。
 亭主が「これは?」と聞くと「お前の眉毛の下に二つ光っているのは何だ目だろ
 見えなかったらくり抜いて銀紙でも貼っておけ」と威張ってみせる。
 ところがこの絵が大評判となる。!


抜け雀