二番煎じ

<あらすじ>
 町内の火の番で見回りをすることになったが、寒くて拍子木さえ袂の上から打つ始末。
一回りしてきたところで、酒を持ってきた者がいたり、猪肉を持ってきた者は鍋まで背中に背負っているというから気が利いている。 早速宴会となったのだが、匂いは消せない。嗅ぎつけてきたのは野良犬ではなく、役人だった。 「煎じ薬に口直し」だと偽ってみてもお見通し、燗酒を飲み干して「一回りしてくるから二番も煎じておけ」・・・・・・。


二番煎じ