鼠穴

<あらすじ>
 田舎でしくじった竹次郎。兄のところで働かせてくれと頼み込むが「それより自分で商いをしてみろ」と 元金だと渡される 。 開いてみるとたった三文だけ。「兄貴は鬼だ!」「ちきしょう!見返してやる」三文を元手に次々とのし上がっていく。 やがて蔵を建てるほどの商人となって兄に元手を返しに行き仲直り、今夜は飲もうと言っている時に半鐘が聞こえる。 火元は自分の家の方角、慌てて家に戻る竹次郎。そこに待っていたのは ・・・・・・。


鼠穴