<あらすじ>
若旦那が御茶屋通いにいそしみ過ぎて、嫁のお花が体をこわし 里で療養するのだが 一向に見舞いに行かない倅に業を煮やしたお父つぁんが代わりに出掛けていった。 ところが、お花はその日に亡くなってしまった。
せめて親鸞上人の絵姿を供えようと家に戻ると宴会の最中、怒りながらも仏壇の引き出から絵姿を出そうと扉を開けると、 そこには倅がかくまった菊江の白薩摩に洗い髪の姿があった。 「さてはお花迷ったか成仏してくれ」「私も消えとうございます」
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