<あらすじ>
しわい屋のお店の主人が 倅 三人の了簡を確かめようと 「自分が亡くなったら どんな葬式を出してくれるか」 それぞれ聞いてみるのだが、 長男は金をたっぷり掛けると言い、次男は お祭り騒ぎにすると言い出す始末。 聞いていて気分まで悪くなって来てしまう。気を取り直し三男に 聞くと 実に堅実な答えが返ってきた。 棺桶まで自分で担いで済まそうという清々しい程のしわいぶり。 ならば先棒を担ぐという倅の後棒はわしが担ごう ・・・・・・。
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