<あらすじ>
茶道具商の通称茶金さんが茶店に立ち寄って手にした茶碗を眺め回して 「はてな?」と首を捻ったのを見た油屋が、 その茶碗を茶店の親爺から無理矢理二両で買い取り茶金さんに見立てて貰う。
だが「あれはどこから湯が漏っているのか不思議に思ってのこと」と笑われる。 それでも三両で買い取って貰うことができた。 面白い話だと茶碗に句が付き、箱書きも入ってとうとう御大尽がお買い上げ。 半分の五百両を手にした油屋、今度はひびの入った水瓶を探してきた。・・・・・・
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