<あらすじ>
とんでもない熱さの灸屋があると聞いて、なんと32個一度に据えてきたと自慢する友人
に、豆粒をいくつやっても同じだと負けず嫌いの江戸っ子、なんと大きな固まりを作り
火を付け、あげく団扇で扇いだからたまらない。「石川五右衛門だって凌いだんだ」とは
言ってみたものの尋常の熱さではない。「五右衛門もさぞ熱かったろう」とあいなった。
戻る