明烏

<あらすじ>
 鼠が囓ったら歯がこぼれそうな程堅い、日向屋の一人息子。 行く末を案じた父親が町内の若い衆に頼んで一晩連れ出してもらうことに。
「浅草の観音様の裏手にあるお稲荷様に行こうと」誘い出し、だましだまし何とか遊郭の座敷に引っ張り込んだ。 ようやく気がついた若旦那、泣くのわめくの手が焼ける。
ところが花魁としっぽりとなり、今度は帰るのを渋り手が焼ける。・・・・・・・


明烏